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​システマの特徴

「力」を使わない「究極の護身術!」

古武道や合気道などにも共通する、小柄な男性や女性が「力」を使わず大男の攻撃に対処するというコンセプト。

システマでは、いわゆる「技」を学ぶのではなく「力」とぶつからない動き方を学ぶことで、相手の攻撃を受けずに

流す、変化させる、返す等の動きを習得する。

システマの目的は相手の攻撃により沸き起こる「恐怖心=緊張」を削ぎ落とし、いかなる

システマは競技(スポーツ)ではありません。ルールの中で勝ち負けを競いあうのではなく、実際に起り得る様々な

状況(自分や家族が襲われた時や自然災害時の対処など)に臨機応変に対応する自由な体と精神を養うもので、

「勝つ!」という事が目的ではありません。

システマのアプローチは攻撃をすることではなく、サバイバルすることです。

  

「破壊」を目的としない!

システマではパンチやキックもしますが、一般的な力を込めたパンチはしません。

肩の力を抜いてリラックスした手の重さを落とすことで相手の内側にリラックスが入ってゆくパンチです。

力で相手の体の組織を破壊しようとするパンチはこちらの体も破壊されてゆきます。

しかし、脱力されリラックスを相手に伝えるパンチは闘争心を抜かれてゆきます。

つまりシステマは破壊を目的とするのではなく、互いに戦わないことで共存してポジティヴな日常を求めています。

「無理をしない」遊び感覚の楽しいワークは、女性にも最適。

システマはいかに快適に動けるか?自由に体を動かせるか?ということを学ぶのが目的としています。

そのために余計な「力み」を入れるための筋力強化運動を無理強いしません。体づくりなので、

少ししんどいワークはありますが、自分が出来る範囲でやって良いのです。システマは自分自身を向上させてゆくもので

ルールもありません。疲れたら休み、疲れがとれ元に戻ったら再開する。不快を我慢するものではありません。

少し荒っぽさを含んだワークもありますが、ワークの趣旨が「勝つ」か「負ける」かではなく、互いに上手く出来たか、

​そうでなければどうすれば上手く出来るかを話し合う様な共に上昇していこうとするポジティヴなものなので、「悪意」がなく、互いにゲーム感覚のアプローチで出来ます。「力」でゴリ押しする様なものはないので女性も楽しめて「護身」のための体づくり、パニック状況で冷静に行動出来る精神と身体を構築してゆきます。

 

 独特の「呼吸法」により無意識に起こる「緊張」を取り除き、常に 「自由」で「リラックス」を心がける。

普通の状態では私達はリラックスしています(もちろん、完全にリラックスしている状態では、立っていることも 

出来ないのですが、体や精神的状態が平穏で自由な時のリラックス度のことです)。

しかし何か普通の状態でなくなった時「恐怖感」や「怒り」などで「緊張」が生じます。

すると一気にこれまで楽に動けていた体が「緊張」により「硬直」して動けなくなります。

その状態は無意識的に「呼吸」を止めてしまっていて全身に「力み」が入ってしまって固まっているのです。

よく緊張したら「深呼吸」をすることで落ち着くという行為をします。

つまり「呼吸」(特に息を履く時)には「緊張」をほぐす力があるわけですね。

「呼吸」をすることで体の「緊張」をほぐし、普段のように自由に体を動かせる状態を取り戻せるわけです。

システマでは「呼吸」という行為に重点をおき、精神から全身の筋肉まで柔らかく自由に動かせるよう練習をします。

 緊張のない「身体操作」は「力任せの攻撃」に

「ぶつからない」事で驚くほど強力な成果をもたらす!

「緊張」をしない精神と肉体を作り上げると「恐怖感」に惑わされない「冷静な判断」が出来るようになり、最小限の動きで様々な危険なシチュエーションから脱却することが出来るようになります。

「力」で攻撃されて来た場合、「力」で対応すれば、それに打ち勝つ方法が「相手より強い力」しかありません。それは攻撃してくる相手に自らぶつかって吹っ飛ばすということになります。

しかし、どんなに強い「力」で攻撃して来てもぶつからなければ「力」で対応する必要がないわけです。

急にダンプカーがこちらに向かって突進して来たら人間の「力」で真っ向から受けたらひかれてしまいます。

そういう場合はぶつからない様に避けるでしょう?ところが、もし避けようにも体が硬直して動かなかったらひかれてしまいます。

システマではリラックスを学ぶことで頭で考えるのではなく体が勝手に必要な場所に動く様になることを学びます。

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